約款は会社設立に必要だが、人事考課のシステムを持たない企業は
案外多いのではないか。
それは法律を作らずに国を治めようとするようなもので、うまく行く
はずはない。
では、約款と人事考課システムがあればうまく行くかといえばそう
でもない。
何が必要か考えてみた。
人事考課はいわばアカウンタビリティを設定するものでもあり、
それぞれのプレーヤーの役割と責任を明らかにするものである必要
がある。
「君は何をするためにここに居るのか」
を設定するものである。
野球で言えば、君のポジションは例えばセンターだとしよう。
「センターにボールが飛んできたら、君が処理する」
という役割と責任が与えられる。
そして、日々それをこなす事を周囲からは期待される。
これは最初の一歩ではあるが、良いチームを作る充分条件かと言うと
そうでもない。良いチームにも悪いチームにもセンターは居るのだから。
じゃあ、どんなセンターが居るチームが強いのか、
レフトにボールが飛んできたらカバーに入る。
ライトにボールが飛んできたらカバーに入る。
ピッチャーが二塁に牽制球を投げたら、カバーに入る。
センターに飛んできたボールを二塁に返すのか、はたまた、三塁を
周ろうとしているランナーをホームでアウトにするために直接
キャッチャーに投げるのか、打力のあるバッターの時は少しさがって
守る。バックホーム体制の時はちょっと前で守る。
臨機応変に自分の役割を果たすために判断できなければいけない。
「レフトにボール飛んでるやん、何で俺が走らなあかんねん」
とセンターが思っているようなチームは、往々にして弱いんですよ。
助け合いの心を芽生えさせるように、守備コーチは教える必要が
ありますね。

