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シルバーウィークのちょっとした贅沢

シルバーウィーク初日、仕事に出向いた私は、
どうせ職場には一人なんだからと、ランチ前に食前酒と洒落込んでみることにした。

アペリティフには苦みの利いたカンパリが適しているそうな。
そこでこのアメリカーノ

americano

カンパリとスイートベルモットをソーダで割って、レモンピール
素材は全てイタリアだ。

アメリカ人男性を表わすイタリア語、アメリカーノという説と、
(アメリカに移住したイタリア人の事?)
アメール(愛しい人)という意味を表わす言葉が由来であるという説がある。

カンパリの苦みにはいまだに慣れないが、飲んだ後は胃がすっきりして、
確かに食が進むような気がしてくるから不思議だ。

マスターズの N さんが作ったらどうなるんだろうと思わずに居られなかった。

忘れられない一杯になりそうだ。

創吉@浅草

マスターズの N さんのご紹介で、浅草の創吉

soukichi

に行って、
家飲みセットを購入。

ienomi_set

なかなか良いものですね。
シェーカーも置いてあって、買おうかどうかかなり迷ったけど、
それはプロの領域、と割り切って諦めた。

シェイクするドリンクが飲みたい時は、N さんに会いに行くとしよう。
私がどんなに頑張ったところで、かなわないですから。

この家飲みセットで作ると、ウィスキーも一段と美味しくなった気がするんですよね。
秋の夜長に本とウィスキー。

贅沢ですなぁ。

キレ味

tinker-tall

A Tinker Tall を飲むと、一番感じるのはアイリッシュミスト。
ちょっと癖のある甘さ。
癖のあるものは、好きになると、まさに癖になるのかもしれない。

バーテンダーのNさんは、私より少し年上の男前。
シェーカーを振る姿はとてもカッコよく、グラスに最後の滴を注ぎ、
キン!
と音を立てて、滴が落ちるよりも早くシェーカーをグラスから離すその技は、
見ていて感動する。
最後の滴は、カクテルグラスの上に、シェーカーが居なくなったあとも、
縦に、すうっと一本残像を残す。そしてワンテンポ遅れて、カクテルグラスの中に
音もなく吸い込まれていく。

そのバーテンダーの N さんも、これがどれだけうまくできるかで、
その日のキレ味を確認するのだとか。

bartender

それを言ってみたら、次はNさん、少し大袈裟にやってみせて、常連のお客さん
から冷やかしにも似た歓声があがる。

なんとも和やかな雰囲気がいい。

この日は、モバイルサービスの打ち上げがあったのですが、
仕事の都合で、2時間遅れの参加。
飲み足りままの解散なので、またここバー、「マスターズ」にタクシーを飛ばす。

マスターズ特製の「ミスティ」を注文。

misty

グレープフルーツの爽やかなカクテル。

今週のシメはこちら、「ホワイト・ルシアン」

whiterussian

甘くなりすぎないように、スタバのコーヒーリキュールと、コーヒー豆を漬けたウォッカ
で、仕上げは生クリームとシナモンで仕上げる。

確かに甘みより苦みのほうが強く、そのぶん強いはずのアルコールが感じられない。
うまい。

味に敏感な人は、どんな飲み物を作っても、どんな食べ物を作っても
美味しい物を作るのであろう。

バーテンダー N さんが、サラダを作れば美味しいだろうし、寿司を握っても、
美味しい寿司を握るようになるのだろう。

彼のキレ味を見るに、そんな気がする。

T Over T 再挑戦

バーテンダーNさんから写メールが届く。
ブルーとオレンジの層ができてきた。でもまだ思案中との事。

これは見にいかねばなるまい!
と、その夜、ワクテカしながらバーへの階段を上る。

作り方はこうだ。

下のブルー層をまずビルド。ブルーキュラソーをベースにクラッシュアイスの中に、
少しづつ色んなものを混ぜていく。

上のオレンジ層は、分離させるためにオレンジジュースとマンゴーのリキュール
と氷をミキサーにかけて、フローズンドリンク状態にして、上から注ぐ。

ブルーとオレンジの密度がそれほど遠くできないため、自然に注ぐと勝手に混ざって
しまうのが難しいところ。

ホントに複雑な手数の後、出来上がるのがこちら。

tinker-tall-bo2

・・・iPhone のカメラって、ホント色がちゃんと出ないなぁ。
本物は結構綺麗ですよ。

味は前回のよりもっとトロピカルな印象。
フローズンになっている事と、マンゴーがそう思わせるんでしょうね。

Twitter の水色の上に、覆いかぶさるように Tinker のオレンジが来る。
これは私のこだわりで、譲れないんですよ。

T Over T とでも名付けようか。

こんなめんどくさいカクテル、スタンダードカクテルにはなりようもないし、
よっぽど挑戦好きなのか、親しいバーテンダーさん相手じゃないと、
注文できませんね。
そういう意味では、この世界で私一人なんだろうな、このカクテルを楽しめるのは。

なーんてね。

この日はうちの会社がモバイルサービスを開始した日でもあり、
最後に睡眠をとったのは丸3日前。

それでも、これだけは譲れなかった。
シャンパンカクテル。
これで祝杯を上げるんだと決めていた。

champane-cocktail

アンゴスチュラ・ビターズを垂らした角砂糖をシャンパンの中に沈める。
飲み進むうちに溶けた角砂糖とビターズの風味が加わって来て、
甘くなり、飲みやすくなってくる。

モバイルサービスがスタートを切り、まだまだ全てがこれからではあるが、
今日のところは、ささやかにお祝いだ。

角砂糖がゆっくり溶けて、というと、こちらも忘れられない。
オールドファッションド。

oldfashioned

角砂糖と、シトラス(レモン、ライム、オレンジ)を潰すために、棒がついている。

「これで角砂糖やオレンジをつつきながら、飲んでいくんだよね。
飲み進むうちに、昔の思い出と一緒に甘酸っぱくなってくるんだよね。うん」

とバーテンダー氏。

常連さん達の会話に聞き耳を立てながら、角砂糖とシトラスをグラスの中で
つぶしながら飲んでいく。

昔の思い出か。
確かに甘酸っぱいなぁ。

そして、今の自分は。
まだまだこれからだ。

A Tinker Tall – 大胆な冒険

某イギリス人のインタープリテーションによると、A Tinker Tall とは
「一つの大胆なベンチャー(冒険)」であるとの事。

なるほど。面白い。いい解釈だ。
あたってようが、いまいが、その解釈が好きになってしまった。

早くも常連の仲間入りをさせていただいているバーのバーテンダーさんより、
アイリッシュミストが入ったとメールがあり、その日のうちに行ってみました。

薬草の利いたアイリッシュウィスキーである、アイリッシュミスト
辛口のジンジャーエールとクラブソーダ
ロックグラスに、いっぱいのクラッシュアイス

飾りは小さくスライスカットされたレモンとミント

これが恋い焦がれた私の “A Tinker Tall”
夏バージョン!

a-tinker-tall1

爽やかで、すっきりしていて、飲みやすい。

秋バージョンも作ってもらいました。
こちらはちょっと落ち着いていて、大人な感じ。
「う~ん、どうしようかなぁ~」なんてつぶやいてみせて、
案外楽しそうなバーテンダーさん。

a-tinker-tall2

おうちでカクテルな方も簡単に作れますので、是非!

“A Tinker Tall”
・アイリッシュミスト30ml
・クラブソーダ 90ml
・ジンジャーエール 90ml

グラスに氷を入れてアイリッシュミストを入れる。
一旦かき混ぜてアイリッシュミストを冷やす。
クラブソーダとジンジャーエールを順に氷に当てないように
ゆっくりそそぐ。
軽く混ぜたら出来上がり。
お好みでレモンやミントをどうぞ。

この日のシメは名物カクテル「リターナー(多分 Returner?)」
これに使われているルーシーという紅茶リキュールはとても美味しいんですよ!

returner

一度飲んだら、あなたもリターナーになってしまう事間違いなし!?